今から急いで荷物を届けてほしい!
そんな時、思い浮かぶのが軽貨物運送業者、いわゆる軽貨物ドライバーの仕事です。
大きくわけて、チャーターとスポットという分別があります。
チャーターとスポットの違い
「軽貨物運送業者に荷物の配送を依頼する場合、正直どういう方法を選べばいいか良くわからない」という人は多いのではないでしょうか?
チャーター便やスポット便は荷物の種類、量、作業内容によって費用も変わります。
軽貨物運送業者を利用する場合、チャーター便とスポット便どちらがいいのでしょうか?
チャーター便とスポット便のそれぞれのメリット、デメリットについて書いていくので、ぜひ読んでくださいね!
チャーター便
チャーター便とは
チャーター便とは、時間貸しです。チャーター便は、「専属便」・「貸切便」という意味です。
例えば、月・火・水・木・金、ずっと専属で走ってほしい、というのもチャーター(定期)に当てはまります。
1日8時間チャーターの場合は、100kmまでが基本となり、それを超過すると割増料金が発生することがあります。
何月何日に、⚪︎時間だけ走ってほしい、というのもチャーター便の扱いとなります。
チャーター便のメリット
時間貸しなので複数件の配達が可能
お客様は、自分の要望に沿った形で配送してもらえるのがメリット。
たとえば。A地点で荷物を積んで、B地点で半分だけ荷物を降ろす。そして、C地点に向かい、C地点で残りの半分の荷物を降ろす、などがチャーターの一般的な利用方法だそうです。
チャーター(専属便)で走るため、梱包していない荷物でも、運ぶことが可能。横積み・重ね積み禁止など、お客様の要望に出来る限り答えるのが、案外大変なんですって。
どんな時にチャーター便を使うのがお得?
- 近くの距離で、複数件の配達をしてもらいたい時
- 安全に確実に荷物を運びたい時(これはスポットも同じ)
チャーター便は軽貨物車両を1台、貸切ることになるので、どうせお金を払うなら、効率よく配送してもらいたい!と思うのが心情。
宅配便で送るのが困難な荷物を緊急で送る時も、チャーター便を使うのが便利でお得です。
スポット便
スポット便とは
スポット便とはどのようなサービスなのでしょうか?
スポット便は単発依頼での配送を行うサービスです。たとえば、「16時に大阪市中央区の○○株式会社様にお届け」というように、「すぐに荷物を届けてほしい」というお客様の要望に沿った配送形態、それがスポット便です。
急を要する配送が発生した場合、指定の場所に「できる限り早く届ける」のがスポット。スポットの案件が出るまで待機・・・
待機ばかりで売上が伸びない、そんな日もありますが、悪い日ばかりではありません。スポットを上手くつないで、長距離を間に入れ込んで稼ぐ!
これが軽貨物ドライバーの花形ではないでしょうか?(うちの旦那論)
スポット便のメリット
とにかく急いで荷物を届けたい!宅急便では無理、困った!というときに、軽貨物ドライバーが荷物を集荷に来てくれて、時間通りに配送してくれること。それがメリットですね。
軽貨物ドライバーは、電話1本でフットワーク軽く飛んできてくれます。
しかも、個人事業主の軽貨物ドライバーで、そこそこ稼ぎが安定している人は、もともと責任感が強くてコミュニケーション能力も高い。
だから、安心できるし、納得して任せられるんですよね。
もしお客様から「いま、どの辺りを走っていて、何時着予定ですか?」などの問い合わせがあった場合でも、真摯に対応する軽貨物ドライバーがほとんどです。
スポット便のデメリット
スポット便のデメリットは、「割高」ということ。お客様が支払う料金は、チャーターに比べてスポットは割高です。
そのあと、個人事業主の軽貨物ドライバーの手元に、何パーセントの収益が入るかは別として・・・
チャーターとスポットの料金は?
ここまで、チャーター便とスポット便のメリット・デメリット、使用場面について紹介してきました。
次に知りたいのが、実際、どれぐらいかかるのか?ってこと。つまり、料金ですよね。
チャーターとスポットでは、どの様な料金の差があるのでしょう?
ということで、チャーター便とスポット便それぞれの料金相場について紹介していきます。
チャーターの料金設定の相場
- 8時間チャーターで、18,000円がチャーターの相場です。
- 4時間だと、10,000円くらいが相場となります。
相場は地域にもよる差があり、走行距離および高速使用の有無によって変わるので参考程度ですね。
スポットの料金設定の相場
スポット便の料金相場も距離や時間、エリアによって変わります。
スポット便も地域によって相場料金が違います。うちの旦那や、まわりの軽貨物ドライバー仲間に聞いたところ、「スポット便の最低料金は5,000円以上が相場」とのこと。
たとえば、5km先に配送する場合でも、それぐらいは貰わないと売り上げが立たない、ということです。
なので、各社の料金設定は、スポットが~20kmという初期設定になっているのでしょうね。
おわりに
チャーター、スポット。お客様だけでなく、軽貨物ドライバーでも認識がブレていることが多いそうです。
料金体系など、チャーターかスポットかによって大きく違ってくるので、しっかり確認することをお勧めします!
