軽貨物ドライバーの嫁から見た風景

知り合いの軽貨物ドライバーが飛びました

旦那が45歳を過ぎてから軽貨物ドライバーに転職した、megumeguです。

フリーランスの軽貨物ドライバー。己の車と体だけが資本の仕事。悲しいかな、フリーランスの軽貨物ドライバーの実態を知れば知るほど、「軽貨物ドライバーをとりまく環境=ピンハネ」だなと感じます。

ピンハネされるだけならまだしも、売上を回収できずに終わる最悪なパターン、実はこの業界では良くある話なんですよ。

信用できない人の仕事は受けない

この業界では、「紹介」が売上を左右するといっても過言ではありません。フリーランスの軽貨物ドライバーをしていると、どんどん顔が広くなり、横のつながりが増えてきますよね。

自分が手いっぱいの時、自分の知り合いの軽貨物ドライバーに「代わりに走らないか?」と仕事の紹介をする、というパターン。

個人事業主同士のやりとりなので、契約書を交わすわけでもなく、見積書を提示するわけでもなく、口頭での折衝だけで案件を受けるか否かが決まります。

でも、ちょっと落ち着いて考えましょう。

仕事が欲しくて、走りたくて仕方ない気持ちはわかりますが、信用できない人の仕事は受けない方が賢明です。

内容・金額を明示するか

走ってみなければわからない、顧客の払いによって変わるなど、曖昧な交渉を持ちかける人の仕事は危険です。

仕事の内容、特に金額に関することは、しっかりと書面でやりとりするに越したことはありません。(信用できる人は、口頭だけでなく証拠をしっかり残そうとする人が多い)

走ってみたわ、内容は悪いわ、金額は安かったわ・・・それでも、約束通りに売上を支払ってくれるなら良いです。でも、中には居ますよ、踏み倒して飛んでしまう人。

実際、私の旦那の知り合いが、被害にあいました。

支払予定日に振り込みが無く、携帯電話に連絡をしたところ、音信不通。周囲の話から、「飛んだ」ということがわかった、とのことでした。

距離にして1200km、調整時間も入れて丸2日を無駄にした計算になったと嘆いていました。

うちの旦那も、その人から仕事の紹介を受けたことがありましたが、「信用できない」という自分の直感を信じて、仕事を断り続けていたので被害にはあいませんでした。

交渉の際、内容・金額の明示がなかったことが、信用できない理由だったとのこと。それから、態度が非常に高圧的だったことも断る理由の一つだったと言っていました。

ワーカホリックになっていないか

軽貨物ドライバーの中には、365日・24時間、ずっと仕事(待機含む)している人がいるそうです。

理由は千差万別にしても、「休むのが怖い・ずっと働いていないと不安」そんなメンタルに陥っている軽貨物ドライバーは、正直ヤバいです。(たくさんいます)

そういう脆いメンタルの人は、金銭的なストレスに直面した時、乗り越えるだけの気力を持ち合わせていない場合があるんです。

・・・逃げる・・・

今まで、飛んだ話を何回か耳にしましたが、ほとんど全員、「年中、休みなしに待機するタイプ」でした。

身寄りがない

偏見を持つつもりはありません。でも事実です。身寄りの無い人は、身軽なので飛びやすいです。妻子があり、持ち家に住んでいる場合は安心できる材料が多いです。

身寄りがなく、その人が急に居なくなっても困る人が少ない場合は要注意。音信普通になれば、連絡を取ることさえ困難になることも多いそうです。

さいごに

企業が相手の場合には、心配することはないのですが、個人事業主間のやりとりには注意が必要だと思います。

個人事業主だって、一国の主であることは間違いないですが、法人と比べれば雲泥の差で安心材料が少ない。

しっかりと見極めて、仕事を受けるに越したことはありませんよね。走ったわお金もらえないわでは、どうしようもありません。

==チャーターって?スポットって?違いをわかりやすく説明してみる